STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

空間デザイナー
飯山 友太Yuta Iiyama

PROFILE
30歳 SPACE DESIGN STUDIO 商空間デザイン専攻

店が流行るかは平面で決まる。その熟練度を極めていきたい。

前職は不動産の営業をやっていました。物件のリノベーションをすることもあったのですが、仕様が決まっていてそれが正直良いデザインだとは思えなかったんです。それで、自分からデザインの提案ができるようになりたいと考えて空間デザインを学ぶことにしました。 この学校にはやる気に満ち溢れた受講生が多く、授業中みんな積極的に意見を言ったり、上手にプレゼンテーションするのにいつも驚かされました。自分はそういうことが苦手で、色々な人の発言を聞いて「なるほど」と思うスタンス(笑)。それだけでも刺激を受け、充分学びになりましたね。このように空間プランニングのノウハウを学び、課題でコンセプトを決めてデザインしていく過程で、「ああ、自分はずっとこういうことがしたかったんだ!」と、嬉しくなったのを覚えています。 現在は、空間デザイナーとして飲食店を中心に企画や設計、デザインを行っています。空間だけでなく、店舗に必要な印刷物のデザインもします。実は就職活動の際、面接で社長に「キツいからやめたほうがいいよ」と言われたんです。でも、未経験からの転身は生半可じゃできないということは覚悟していましたから、「それでもやりたい仕事ができるなら」と飛びこんでいきました。実際、それはそれはキツかったですよ。初めて施工現場に行った時には、職人さんに「お兄ちゃん、なんで来たの?」みたいなことを言われたりもしましたね。それでも、全ての事が自分のやりたかったことに繋がるので、勉強させてもらうつもりで現場に足を運びました。クライアントだけでなく、そうした職人さんとの連携は重要。仕事では、本当にたくさんの人たちと関わって一つの空間を作ることになるので、コミュニケーションが何より大切です。仕事で一番難しいのは、そのようなパートナーたちと信頼関係を築いていくことだと思っています。また、店舗設計では、売上を出せるお店にすることを常に目指しています。そのお店が流行るかどうかは平面で決まると言われていて、平面図を描くと同時に空間の様子が頭に浮かぶかどうかが空間デザイナーの熟練度となります。経験を重ねていきながら、肌感覚を数字にする技を極めていきたいと思っています。

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