ずっと世に残り続けるデザインを目指して。
高校と専門学校時代はバンド活動に打ち込んでいて、ライブのフライヤーやアルバムジャケットを自分たちで制作していました。それだけでは飽き足らず、Webサイトも作れるようになりたいと思い、この学校に入学。当初はWebデザインの習得が目的でしたが、デジタルコミュニケーションデザイン専攻でグラフィックやブランディングも学ぶうちに、媒体に寄らないデザインの面白さに惹きつけられました。
在学中で印象に残っていることは、ラボでの取り組みです。『こころまちラボ』に参加した際は、横浜市立大学附属病院の「家族室のリデザイン」を担当。通常授業の課題とスケジュールが重なってかなり忙しく、切り替えが大変でしたが、チームの皆で協力し合い全員が能動的に動いた結果、病院関係者や利用者の皆様に大変喜んでいただけました。『プロフェッショナルラボ』では、カレル・マルテンス氏の初の国内展示の企画やデザイン、運営を一貫して携わりました。貴重な経験と学びを得ることができ、この経験は今も日々の仕事に活きていると思います。
現在は『Takram』に勤務。自分が作ったものが世に出て、人から喜んでもらえること。それこそが僕がデザインを続ける理由だと思います。良い反応をもらうためにクオリティを追求し、細部まで手を抜
かないよう、常に心掛けています。Takramではクオリティが非常に高く、驚きと称賛を受け、社会にイノベーションを引き起こすような仕事、さらに、デザインの新しい地平を切り開くような仕事を「Creative Discovery」と呼んでいます。社会にイノベーションを引き起こし、ずっと世に残り続けるデザインを創造したい。そんな思いを持って日々、デザインの仕事に取り組んでいます。
