デザインに染まった毎日はとても充実していました。
前職はアミューズメント業界でした、いわゆるパチンコ店で働いていたのです。本当は同じ会社にあるホテル事業部で空間デザインに携わりたかったのですが、その時は武器がなかったんです。なので、デザインをするにあたって必要だと思うこと、空間デザイン、グラフィック、CADの勉強を始めました。 仕事を辞めて学校に通っていたので、時間はあったのですが、これらの授業をまとめて受けるのは本当に大変でした。いつも課題に追われる毎日。でも、先生をはじめ、クラスメイト、スタッフなど、周りにできる人、意識の高い人が多いので、聞けばいろいろ教えてくれたり、同じデザインの話題で話が盛り上がって心の支えになっていましたね。自分の発想やアイデアについて感想を求めると、それについて色々な意見が出てきて、刺激になるのです。そんな環境が頑張れた理由なんじゃないかな。プレックスプログラムも積極的に参加して、トップクリエイターの話を聞いたことも高いモチベーションにつながりました。とにかく、デザインに染まった毎日はとても充実していましたね。 今は、ラグジュアリーブランドの店舗を主に扱う設計施工会社に勤めています。在学中、実際に現場で使っている資料に触れる事が多かったですし、苦手な計算のトレーニングができたので、即戦力になっていると思います。 前職でやっていた接客のスキルも、自分の付加価値となっているようです。打合せの際にお茶を出して、その時のやり取りでお客様に気に入ってもらえ、お仕事を任せてもらえることになったりして。これからも経験を重ね、使い手の気持ちを一番に考えられるデザイナーになりたいと思っています。
商空間デザイン専攻へ