STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

アートディレクター
樋口 禄馬Rokuma Higuchi

PROFILE
22歳 DIGITAL ART STUDIO グラフィックデザイン専攻

自分の創ったもので、人の心を揺さぶりたい。

大学では、物理を専攻していました。絵を描くことが好きだったのですが、それがどうしても仕事と繋がるイメージがなくて。卒業後の進路を考えるようになり、クリエイティブ系の仕事もいろいろあると気づくようになったんです。大学では、学祭の広報をやっていたのですが、販促物をつくっていて「面白いな!」と。それでダブルスクールすることにしました。つくる作業も好きですが、企画したりアイデアを出していくスキルも身につけたかった。だから、考えなければいけない課題に満ちているこの学校はぴったりでした。毎回、通常授業やプレックスプログラムの中で考え、家に帰って考える…。悩むくらい考えて見えてくることがあって、自分なり答えが出たときに少し自信になるんですよね。 チームで仕事をする難しさも知りました。ディスカッションのとき、僕はスムーズに話が進んで行く所に割って入って止めちゃうタイプなんです。なんとなく話が進んでいく状態が嫌なんですよね。でも、みんなにはウザいと思われちゃう(笑)。じゃあ、話の途中で「本当にそれで皆納得してるのかな」と思うときにどう伝えればいいのか、ということも考えたりしましたね。就活では広告代理店を中心にアプローチしました。大手広告代理店にも内定をもらったのですが、入社を決めた会社はベンチャー。理由は、新しい社風の中でこの会社にしかできない事業に携われることと、仕事の案件に対して最初から最後まで任せてもらえる環境だったからです。広告ってこれからどうなっていくのかな、と考えつつ、自分が今後やっていきたいと思うのは「深告」というコンセプト。単に、広く伝えていく「広告」から、もっと人の心を揺さぶるようなものを創っていくには…ということを常に考えています。自分が創ったものを見て、誰かがそれについて深く考えるようになったり、人生の価値観を変えるような、そんな仕事をしていけたらいいなと思っています。

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