STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

3DCGデザイナー
世利 尚敬Naotaka Seri

PROFILE
23歳 COMMUNICATION DESIGN STUDIO 空間コンテンポラリーデザイン専攻

東京で、さまざまな価値観に触れたことが学びです。

子どもの頃は、いわゆるスポーツが得意だったり、クラスでリーダーシップをとれるわけでもなく、「自分はコレだ」というものがなかった気がします。だけど、絵を描くことだけは好きでした。そのことを高校時代の先生が汲んでくれて、体育祭の看板を描くように言ったり、進学相談でデザイン系の進路を勧めてくれたんです。実家が建築業を営んでいて、建物や空間には興味を持っていましたから、それも悪くないなと思い短大のインテリア専攻に進学しました。福岡の設計事務所に就職が決まり、短大を卒業するタイミングで東京に遊びに行ったことがあるのですが、今振り返るとそれが自分の分岐点でした。本でしか見たことがなかった有名建築が至るところにある東京。知らない世界がまだまだたくさんあることを肌で感じました。一旦就職して福岡で仕事をしつつも、心の中では「東京を拠点にしたい」という想いが膨らんでいきました。そして、満を持して東京へ。まずはスキルを磨くために、この学校に通うことにしたのです。良かったなと思うのは、授業や就活相談で講師やスタッフが、僕の短所をハッキリ言ってくれたことです。僕はデザインに対して頑固というか、一度良いと思ったら、他のアイデアをあまり受け付けなくなってしまいがちなんです。そこをしっかり指摘されることで、柔軟に考えようとする意識が生まれました。そして何より、好きなことにのめり込む1年が本当に楽しかったですね。せっかく出てきた東京ですから、引きこもらずに外に出て、人と会うことを大切にしました。いろいろな価値観に触れることで、自分の頑固さが解きほぐされた気がします。現在は『アートクラフト』のCGデザイナーとして、好きな「絵を描くこと」が仕事になっています。でも最初はすごくキツかった。できると言って採用してもらったものの、習熟度が足りずに時間がかかってしまったり...。でも今ではその壁を乗り越えられたかなと感じています。とりわけCGは先進性の著しい分野。VRコンテンツをつくる案件も増えてきています。新たな技術のリサーチや研究も任されているので、いろいろな可能性を探ったうえで積極的に提案していきたいですね。

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