STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

グラフィックデザイナー
藤森 晶子Masako Fujimori

PROFILE
26歳 DIGITAL ART STUDIO グラフィックデザイン専攻

デザインと医療に関わる作品を たくさん作っていきたいですね。

私は子どもが好きで、大学の卒業研究も子どもがテーマ。ジャグリングのサークルでも子ども達に向けてバルーンアートをやっていました。この学校でデザインを学んだ後も、子どものためのデザインがしたいと考えて遊具メーカーのデザイナーに。そこでは特別支援が必要な子ども向けのプロダクトを扱うことが多く、人間の行動や、認知そのものに興味を持つようになりました。それがきっかけとなり、現在は行動分析の会社でデザイナーをしています。

もうひとつ、私はデザインの知識を活かしたいことがあって。大学時代の友人が重い病気を患った際、何を贈ったら喜ばれるか、何をしてあげればいいか、と自分なりに考えていた時期がありました。この学校で、デザインの視点で医療を再定義し、実践している武部貴則先生の授業を受けたとき、「あの時、私が考えていたのはコレだ」と感じました。そこで、ストリートメディカルスクールの1期生に。これは、この学校の修了生と医療関係者が集まって、デザインや医療のプロフェッショナルに学ぶ教育プログラムです。医療やヘルスケアにデザインの手法を取り入れながら解決策を考える取り組みでは、病院食をビジュアルで豊かにする提案をしました。

プログラムが修了した後も、引き続き医療とデザインの取り組みに携わりたいと思い、仕事と両立しながら2期生のアドバイザーとして参加しました。また、新型コロナウイルスの影響で不安な生活を余儀なくされる中、ストレスを和らげる施策をまとめた冊子を作り、知人や教育現場に配ったことも。医療の専門家に教えを請いながら、私は医療を受ける一般人の立場として、デザイナーとして、こうしたアウトプットをたくさん行っていきたいですね。

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