STUDENTS VOICE東京デザインプレックス研究所 修了生の声

やらなかったで後悔したくない。その気力で粘った一年でした。

前職はテニスコーチをしていました。好きなテニスをして、それが仕事になるという理想的な状況だったのですが、25歳の時に他の世界が見てみたくなったんです。デザインを学んだ後の明確なビジョンがあったわけではありません。でも、テニス以外で思い浮かぶ好きなことといえば絵を描くことだったので、そこに近いデザインの仕事がしたいと思いました。 テニスの仕事を始めてからは絵を描くことから遠ざかっていたのですが、この学校に通い始めてから「毎日何かを創り出すことを心がけて」とスタッフに言われ、また、イラストを描くようになりました。それがカチッとハマりましたね。イラストを描いているとストレス発散になりますし、SNSにアップして反応があることも楽しかった。そのうち、イラストにデザインの要素を加えたりして、創る作業がますます楽しくなりました。 在学中は夜勤のアルバイトをしながら通っていたので、常に寝不足でコンディションが良かったわけではありません。でも自分のやりたいことを自ら選んで始めたことなので、絶対に諦めないと心に誓いました。生活のために仕方なくやっていた夜勤のアルバイトの経験は、働き方について見直す良い機会にもなったかもしれません。好きなことをやらずにいたら、きっと将来“やっときゃよかった”になる。それだけは嫌でした。そんな中、クラスの友達に支えられながら、何とか修了できました。 グラフィックとWebを学んできましたが、最終的に自分が選んだ道はグラフィックデザイナー。修了後は、デザイン事務所『BLACK BEANS』に就職しました。誰もが知るクライアントのデザインに、関わっていることが光栄です。自分が作ったものが世の中に出ていくことが嬉しいですね。クライアントの期待に応えられるよう、これからも頑張っていきたいと思っています。