「あなたならできる」先生からの言葉が原動力になっています。
幼い頃からファッション誌が好きで、写真やレイアウトを眺めながら、いつからか雑誌づくりに関わりたいと感じていました。でも、デザインを学ぶことには結びつかず、大学ではマーケティングを専攻。在学中、ファッション系のデザイン事務所でアルバイトをしていた時に「デザイン学生とあなたでは、差があるよね?」と一蹴されました。悔しいけれど確かにその通り。だったら学ぼう、と大学卒業後にこの学校に通い始めました。
朝から授業を受け、夜までクラスメイトたちと学校に残って自習したり、ワイワイと意見を交わし合う日々。熱意が溢れている人たちに囲まれ、とても楽しくて充実していましたね。課題作品は、自分がカッコいいと思えるかどうかを基準にして作っていましたが、参考にしたのはやっぱりファッション誌。海外やインディーズ系のものまでチェックしていました。難しい課題が出されるたびに、できるかな?と不安になることも。必死に作ったモノを「もっとブラッシュアップして」と言われ、これ以上はムリ…と途方に暮れていたところ、普段は辛口な先生が「大丈夫。榎本さんならできるから」と言ってくれたことが大きかった。この時のこと、今でも思い出します。厳しい一方で励まされ、褒められたりしながら学んでいきましたね。
その甲斐あって、現在は『OUWN』でデザイナーとして働いています。広告やパッケージなど幅広く携わっていますが、実務に就いてみて改めて感じるのは、求められる質の高さ。「もっと頑張らないと!」と意気込む毎日です。目標はアートディレクターになること。そして、私の原点であるファッション誌の誌面デザインに関わることを夢見ています。