EXTRA-CURRICULUM ACTIVITIES課外活動レポート
カレル・マルテンス氏による特別展「Tokyo Papers」
オランダを代表する国際的グラフィックデザイナーであるカレル・マルテンス氏の特別展「Tokyo Papers」が、2022年6月に東京で開催されました。こちらのエキシビジョンは本校の講師がカレル氏と直接やり取りし、開催が実現しました。それに伴い、東京デザインプレックス研究所 プロフェッショナルラボの学生も企画・運営に参画。カレル氏の作品の魅力や世界観を最大限に表現するため、展示会場の選定から、会場構成、SNSでの発信、DMデザイン、オリジナルグッズの販売接客まで、展示会運営の業務に一貫して携わりました。学生たちが学びと実践を繰り返して実現させた本特別展は、連日多くの来場者で賑わいました。
<カレル・マルテンス>
1939 年生まれ。オランダを代表する国際的に著名なグラフィックデザイナー。その活躍の場は、ポスター、版画、編集と多岐に渡る。オランダの建築雑誌『OASE』のデザインディレクターを務め、1997 年に「ヴェルクプラーツ・ティポグラフィ(WT)」を設立。エール大学芸術校でワークショップを開始するなど、教育者としても国際的な影響を与え続けている。3 年に一度、タイプフェイスの領域で大いに貢献した者へ授与されるゲリット・ノルツィ賞(2012 年)をはじめ、受賞も多数。
<Tokyo Papers>
「Tokyo Papers」は、カレル氏の代表的なグラフィックモチーフをたばこの買受伝票に自らプリントすることで、日本とオランダという「2 つの世界が出会う場所」を表現した作品。カレル氏が友人から、用を果たした日本のたばこ買受伝票を偶然にも譲り受けたことから始まった。今回の特別展では、「Tokyo Papers」の中から32 枚のオリジナルプリントが日本で初めて展示されたほか、カレル氏の代表的なグラフィックパターンが紹介された。