EXTRA-CURRICULUM ACTIVITIES課外活動レポート

ストーマパウチのデザイン開発プロジェクト

横浜市立大学先端医科学研究センターと共同で、「デザインストーマパウチプロジェクト」を実施。「ストーマパウチ」とは、大腸関連の病気で人工肛門を使用している方が排泄物を溜める袋のこと。そのほとんどが透明で、退院後の日常生活やファッション性については考慮されていない現状があります。本プロジェクトでは、オストメイト(ストーマパウチをつけている方の総称)の生活を豊かにするための、ストーマパウチを装飾するデザインステッカーを開発しました。気分によって選べるよう、受講生10名が41種類のデザインを提案し、現在は医療現場での使用が開始されています。さらに「デザインストーマパウチプロジェクト」は、日本包装技術協会主催の「日本パッケージングコンテスト2024」において、医薬品・医療用具包装部門で受賞しました。日本パッケージングコンテストは、デザインや流通等の面で優れたパッケージ及びその技術の開発普及を目的として毎年開催され、本年で46回目を数える大変権威のあるコンテストです。年々受賞作品に社会課題への取り組みが外せない評価対象になっています。この「デザインストーマパウチプロジェクト」も、患者の方への気づきの対応であり、社会的にも意義深いと評価され選出されました。

東京デザインプレックス研究所 修了生参加メンバー
プロジェクトディレクター:YCU-CDC/ デザイナー 藤森晶子さん
カタログデザイン・ステッカーデザイン: 大場彩世さん
ステッカーデザイン:荒木七海さん、今村優希さん、堺真実さん、寺尾友理絵さん、池上乃々花さん、鶴森藍さん、渡辺彩子さん、風間理子さん、龍口海明さん