プレックスプログラム レポート

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「デザイナーに必要なモノ」

2016年5月14日(土)

商空間デザイナー
Nyts&Company代表

平川 ナオミ 氏

Naomi Hirakawa

<PROFILE>

1999年にナイツ・アンド・カンパニーを設立し代表取締役に就任。以降商空間に特化したデザイナーとして、業種を問わず多彩な商空間のデザイン&コンサルティングを大小合わせて約2,000件行う。最近では、欧米はもとより東南アジアの商空間のデザインにも本格的に参入。2012年に東京デザインプレックス研究所の学長に就任。

平川 ナオミ 氏

第1部:トークショー「デザイナーに必要なモノ」

講義1

今回のプレックスプログラムは当校学長であり、商空間デザイナーでもある平川ナオミさんをお迎えして行っていきます。平川さんは「Krispy Kreme DOUGHNUTS」や「Auntie Anne's 」等、国内外問わず数多くの商空間を手掛ける傍ら、当校でも約4年に渡り教鞭をとられ数多くの修了生を世に送り出しています。
今回で、五回目の登壇と、最多回数の登壇となる平川さん。今回はどんなお話が聞けるのか、多くの受講生が集まる中、プレックスプログラムのスタートです。

講義2

どんな時代でも必要とされるデザイナーになるために大切な事が、大きく分けて3つあると平川さんはおっしゃいます。その3つを平川さんが幼い頃に見ていたTV番組やTVCMを例にわかりやすくご解説していただきました。
そのまず1つ目が「飽くなきチャレンジ精神」。いくら相手に自分の考えを否定されても、すぐに諦めるのではなく、どういう手段や方法なら納得してもらえるかを考えて、何度もチャレンジする事がすごく大事、という平川さんの話に、受講生みんな真剣な眼差しで聞き入っていました。

講義3

2つ目が「愚直な反復精神」。思案する時に、しつこいくらいに何度も反復して本当にこれでいいのかと振り返ることがデザイナーにおいて大切だと話す平川さん。解説の中で出てきた「意志をもって努力すれば、おのずと成果が得られる」という言葉は、これまで数多くのデザインを生み出した平川さんだからこそ言える、デザインに対する向き合い方を教えていただきました。そして3つ目は「リセットする勇気」。先ほどの2つをふまえて、たとえ成就してももう一度、同じものに対峙して違うアプローチで向き合ってみる。そうすると、もしかしたら全然違う化学変化が起きるかも知れない。そういった探求心を忘れないことはすごく重要なことであるといいます。

講義4

そして最後に、モノにこだわってほしい、と話す平川さん。
「何でもいいので、身近なもので自分の興味を持つモノを見つけること。これはデザイナーにとって重要な事なんです。デザイナーは自分のデザインにも興味をもつ必要があり、興味を持つことを諦めてしまうとデザインにも興味が持てなくなります。だからこそ自分の好きなモノ、興味があるモノを持つように心がけてください。」まだまだ色んなお話を聞きたいところですが、あっという間に時間は過ぎ、これにて前半は終了です。

第2部:ワークショップ「好きなモノをプレゼンテーションする」

ワークショップ1

後半はワークショプです。
今回のお題は「自分の好きなモノをプレゼンテーションする」です。グループごとに自分の好きなモノを発表し合い、その中で一番面白いと思った人を選んで代表でプレゼンテーションしてもらいます。
みんな自分の好きなモノを存分にアピールしていき、中には人前で言うのは初めてという人もいましたが、みんな自分のこだわりを熱弁できたようで、会場は大いに盛り上がっていました。

ワークショップ2

「みんなすごく面白いですね!」
平川さんも大好評だった今回のワークショップ。それでは学生たちはどんな好きなモノをプレゼンテーションしたのか、いくつか紹介したいと思います。まず最初の方はシールや手紙など、人にプレゼントできるものが大好きで、それを色を塗ったり少しアレンジしてプレゼントするのが好きだそう。一概にシールといっても、さまざまな種類や面白さがあり、平川さんも思わず欲しい!と絶賛するほど。その人なりのかけがえない想いが溢れており、皆も引き込まれていきます。

ワークショップ3

ゲームやアニメのキャラクターのフィギュア、ゴルフのパター、アニマルリング、ジーンズ、手ぬぐい、中にはテナーサックス奏者の方と、とてもユニークな発表が続き、みんなの意外なこだわりに、会場は大いに盛り上がりました。このワークショップを経て、そのものを好きになったきっかけや過程の部分が一人ひとり違っていて、そういった部分を垣間見ることができたようで、みんな楽しく参加できた様子でした。

総評

質問コーナーでは、生徒一人ひとりの疑問を熱心に聞いてくださり、そして親身に答えていただきと、ここでも平川さんの生徒への愛が感じられました。そして生徒自身も、自分達がデザインを志した想いを今一度考え、今後のスキルアップに繋げていくきっかけになったのではないでしょうか。デザイナーになる上で、モノにこだわるという事が自分のオリジナルになっていくという平川さんの言葉を胸に、これからも励んでいってほしいです。
平川さん、本日はありがとうございました!

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